5月21日16時28分配信 産経新聞
生保各社の保険金不払い調査の過程で、契約者に加入した覚えのない契約や、架空名義の契約が見つかっていることが21日、分かった。保険料の立て替えなどを禁止した保険業法に違反する可能性があり、各社は実態把握を急いでいる。金融庁は不正契約の事実が判明すれば、行政処分も検討する方針。
生保関係者によると、架空契約などは、各社の保険金不払い調査の過程で判明した。保険料の支払いが止まるなどした顧客に対し、契約返戻金を支払おうと連絡した際、「保険に加入した覚えのない」ケースや、保険名義人と連絡がとれないケースが複数判明した。なかには「営業職員に頼まれて加入したが、保険料は払ったことがない」と回答した顧客もいるという。
こうしたケースは、生保の営業職員らが営業成績をあげるために保険料を自分で立て替えて、架空名義や名義借りによる保険契約を作成した可能性が高い。ただ、正規に保険加入した場合でも、契約者や遺族の転居によって連絡がつかないケースもある。
不正契約をめぐっては昨年、損害保険ジャパンで保険料を立て替えていた契約などが431件判明。金融庁から一部業務停止命令を受けた。
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